本学は初代理事長・平川彰先生が創立された世界一小規模の独立大学院大学です。国際的に活躍しうる仏教研究者を養成する機関という平川先生の理想を実現するよう努力を重ねています。

日本の仏教研究は明治以降の欧米の研究に触発されて国際的視野に立った研究を進めるようになりました。

仏教研究に必要な視点と知識は広大かつ深遠です。仏教発祥の地インドの古典文化から中央アジア・南アジア・チベットの各地の仏教文化だけではなく、日本に大きく影響を与えた中国仏教・韓国仏教も研究範囲になります。これだけ広い文化が仏教という一つの宗教思想でつながっているのです。

本学は広大な仏教研究を進めるために、充実した開講科目に加えて世界の著名な研究者の講演や授業を通じて先端的な国際的研究の現場を知悉できるようになっています。また図書館には国際的仏教研究に対応できる各種の資料・研究図書が充実しています。

仏教研究を通じて心を見つめ、ものの見方を養い、平和的な世界の未来に貢献できることを期待しています。