平成25年度国際仏教学研究所客員研究員

林敏博士は、海南師範大学南海区域文化研究センター研究員です。1963年9月中国海南島文昌市に生まれ、1987年7月華南師範大学政治教育科を卒業し、海南師範大学の教員となりました。2001年10月国際仏教学大学院大学に留学し、2009年3月同大学より文学博士号が授与されました。2009年8月海南師範大学南海区域文化研究センターに奉職し、2012年には修士課程学生の指導教員となり、海南省の仏教学研究員(教授職)となりました。
現在は、日本古写経本を中心とした『首楞厳経』の文献学的研究を専門としています。
主要な研究成果は以下の通りです。
共著『南海区域歴史文化探微』(暨南大学出版社,2012年8月)。
発表論文「智昇撰『続古今訳経図紀』のテキスト変遷について」『印度学仏教学研究』第60巻第2号(2013)、 「日本における『首楞厳経』の展開」『印度学仏教学研究』第58巻第2号(2010)など十数篇。
口頭発表「日本における『首楞厳経』二系統の展開」(大正大学、2009年5月)。さらにタイ・台湾・香港等で研究発表をしました。
現在、国家から研究費を得た研究プロジェクト「日本古写本『続古今古今訳経図紀』の研究」〔2012年中国国家社会科学基金項目(12XZJ003)〕が進行中です。